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愛撫されるとくすぐ

風俗という特殊なビデリヘル嬢は乳首を摘んでい

俺たち大卒ノンキャリの場合、脂の乗り切った五○代半ばで、超過勤務手当とかを全部含めても四○万円くらいだ。それで一家を養うのはかなりきつい。銀行員の給料が一○○万円を越えてるって時代にこの安月給じゃあ、お楽しみも半分以下ってわけだ。
そして、出世の可能性も半分以下。金がない分どうするかっていうと、暴れるしかない。ヤクザはというと、上等のおべべ着て、高い酒飲んで、いい女をはべらかしてやがる。腹いせに、じゃあ暴れてやるか、ってことになるんだ。ぼったくりバーにかわいい買を仕掛けて飲み代を浮かすくらい、見逃してくれ。サラリーマンが、深夜にバッティングセンターで金属バットを振るうのと同じようなもんなんだ。ぼったくりバーについては、またこんなこともあった。ある夜、警官仲間三人でつるんで、ぼったくりバーだと悪名高い店に行った。ハウス系の音楽が、大音量でガンガンかかっている。うるさくて、怒鳴らないと会話もできない。実はこれもぼったくりバーの手だ。女たちが注文を聞き違えたフリをし高いフルーツの盛り合わせを持って来させるっていうのが常套手段なんだ。て、案の定、いきなり大皿に盛ったフルーツが出てきた。俺たちは、「すごいなこれ。この店ぼったくりだよなー」と、大声で騒いでやった。
俺たち三人の顔つきはヤクザ顔負けのごつさで、アロハの胸元には金のチェーンといういでたちだったもんだから、ホステスも怖がって近付いてこない。伝票を見ると、一五万円なんて書いてある。でも、俺たちはさっきからニヤニヤしながら、いつパーを出そうかと相談していた。パーというのは、警察手帳のことだ。相手の目の前にパーッと出すからパーという、警察の隠語だ。いざ会計という時、俺たち三人は、一斉にパーを出した。すると従業員の顔がみるみる青くなった。おとり捜査だと勘違いしてやがるんだ。俺はそいつの胸ぐらを掴まえて、「いくらにすんだよ、おう!」
そいつは裏返った声で返事した。と言ったら、すいません、お一人様一○○0円で結構ですす、俺たちはテーブルの上に一○○○円ずつ置くと、意気揚々と店を後にした。こうしてさんざん飲み食いして、ぼったくりのバーを荒らすことはよくやった。
もちろん警察手帳は出すが、身分は隠して、違う所轄のバーに行き、店のテーブルや椅子、
窓ガラスなんかをさんざんぶち壊した挙句、従業員兼用心棒のヤクザを叩きのめして出て来たことも、一度や二度じゃない。そこの用心棒が、元プロレスラーとかの格闘技家で、三人がかりでもちょっと骨だな、という時は、用心棒が出て来る前に速攻を決め、暴れ回って店をぶっ潰して帰ってきたこともある。飲んで食ってオネエチャンをはべらかして、暴れて、悪い奴もこらしめられる。こんなスカッとするレクリエーションは他にないだろう。
これだから、刑事はやめられない。
-押収したブルーフィルムでお楽しみ観賞会ガリ勉一直線のキャリアたちにだって、もちろん、セックスへの興味は人並みにある。俺は、そんなキャリアどもを集めて、裏ビデオの観賞会をやったことがある。さすがに、キャリアが自らそんな会をやったことが上司にばれたりすると、出世に響く。でも、俺が親しくしてたキャリアの奴が、裏ビデオでいいのが入ったら回してくれって言うんで、じゃあ俺が上映会でもやってやるよってことになったんだ。それで、秘密の観賞会をやったんだ。キャリアを五、六人集めて、金を出し合ってホテルニューオータニの一室を借り切って、プロジェクターを持ち込んで。それも延々一晩中。翌朝、キャリアどもは全員、真っ赤な目をして出勤していった。全員東大卒の奴らだったけどな。
その裏ビデオっていうのは、海外ものの、金髪の女が普通にセックスしてるようなのもあったが、山口組が製作した強姦ビデオや、アメリカの幼児ポルノビデオとか、本気でヤバイやつが多かった。今では懐かしい、ブルーフィルムっていうのもあったな。ブルーフィルムの場合は画像が汚いんだけど、それがまたリアルで興奮するんだ。暴力団が作るビデオは、非合法感とか、アウトサイダー的なダークな感じが強くて、やっぱり鬼気追るものがあった。
三重県の四日市市に、山口組の、全国ルートで出回ってる裏ビデオの密造工場があった。ある時、そこを警視庁の一大部隊が、打ち込みっていうんだが、ガサ入れして全部押収したことがあった。それも何万本っていうものすごい量を。それが俺たち下っ端に、一本ずつ配られた。おすそ分けっていうのかな。その内容は、一五、六歳の女が若い男とやってる、モロ見えのが多かった。でも中には、山口組の組員が、女を待ち伏せしてさらって山の中に連れ込んで、本当に強姦してるっていうのも結構あった。それはもう、ポルノというよりも、本物の犯罪現場のドキュメンタリーフィルムなんだ。
めちゃくちゃに暴れてる女を殴りつけて、まだ泣き叫んでるところを服をビリビリに破って。

風俗店ではそのようその気になれば一五それで、カメラに向かって大股開きにさせて、何人もの男が次々と強姦するんだ。
でも、女がものすごい抵抗をするもんだから、強姦役の組員の若い衆が途中で萎えて、チンチンが勃たなくなることもある。すると、「誰か勃ってる奴いないかー」って声かけて、順番待ちをしてる、他の勃ってる奴に交代して、今度はそいつがぶち込む。だけど、女が抵抗してケツ振って、なかなか入らない、っていうような、何ともリアルですさまじい裏ビデオがいっぱいあった。重要証拠物件である押収品のビデオが、警察内で出回ってることに、最初は俺も驚いた。しかし、ちょっとした裏操作をすれば、簡単に持ち出せるんだ。押収品については、捜索とか押収品目交付書っていう書類があって、それに数量を書くことになってる。それを、例えば一○○本押収したところを八差し押さえ○本って書いて、残りの二○本はみんなで分けるというわけだ。どのテープにどんなのが入ってるかは見てみないと分からないから、当たり外れがある。それで、それぞれがもらったヒビデオを持ち寄って観賞会をして、あれは良かった、これはつまらなかった、なんて批評しあう。交換会もやる。これが結構楽しいんだ。まさに刑事の職権濫用なんだけど、正直、警察に入ってよかったな、と思った。
それから、警視庁の中にはビデオの録画室みたいな部屋があって、いいビデオがあったら、そこでダビングしてみんなに分けるっていうこともやった。徹夜でダビングしたたくさんのテープをコートの中に隠して、何食わぬ顔で持って帰るんだ。これは今でもやってるかなあ。警察には、こんな役得もあるんだぜ。もちろん非合法だけどな。オレも一時期所属してたとこだけど警察官の非違非行を取り締まる警務部の部長さんゴメンしてね。証拠品の拳銃を持ち出して、暴走族の幹部をいたぶったあれは二九歳の時だった。俺は、一六歳のホステス、S子と付き合っていた。アメリカ人と日本人とのハーフだったせいか、実際の歳より大人びて見える。
だが、本人は日本生まれの日本育ちで、英語は一言も話せなかった。そいつがある日、親友のT子のことで相談に乗ってほしいと言う。人助けが趣味の俺は、お安いご用とばかりに、T子が待つ池袋のマクドナルドに向かった。T子は、小柄な体を縮めるようにして座っていた。ロ元には最近できたものらしい大きな青あざがある。まだあどけない顔立ちだけに、それが余計に痛々しく見えた。話を聞くと、T子は暴走族の大幹部のUという男と付き合っているらしい。そいつは、最初はやさしかったものの、だんだん暴力をふるうようになった。最近では毎日のように、些細なことで腹を立てては、逃げるT子の髪をつかんで、引きずりまわして殴る蹴るの虐待をするようになったという。

 

セックスしてしまった彼

心身ともにボロボロになったT子は、別れてほしいと言った。するとUは逆上して、暴走族の仲間たちを家に呼び、T子を輪姦させた。さんざんもてあそんだ後、T子は
強制的に股を開かせられ、あられもないその姿を写真に撮られたと言う。
「その写真を取り返してほしいんです」泣き腫らした目で俺を見上げて、T子は言った。ネガはないのかってきいたら、ポラロイドで撮られたから大丈夫でしょう、と言う。
「よし分かった。じゃあ、カメラごとさらっちゃおうか」ということになり、今でも池袋の西口にある喫茶店に、T子を通じてUを呼び出した。俺は革ジャンを着込み、暴走族っぽいなりをして、S子と一緒にその喫茶店に行った。しばらくして、Uが現れた。暴走族の大幹部といってもまだ二二歳の若造なんだが、ガンを飛ばしながら近づいてくる様子からは、確かに凶悪な空気がビンビン伝わってくる。Uは向かいのソファに腰を降ろすと、泥だらけのライダーブーツを履いた足を、テーブルの上にドカッと置いた。そして眉間に鍬を寄せてすごんだ。こんな所に呼び出しやがって、何の用だなんなんだ、おまえら。
「あのさあ、T子と別れてほしいんだけど」動じることなく俺は言った。
「てめえ、なんだよ、スジもんか?」
「いや、一応組織には入ってるんだけど、名乗るとちょっとまずいんだよねえ」
ニヤニヤしながら俺が言うと、Uはイラついた顔で、「なんだアこの野郎、ガキみたいなツラしやがって」ニ二歳の若造が、ニ九歳の俺にだぜ。確かに俺はベビーフェイスで、年上の女にかわいがられるけどな。俺とS子は、思わず顔を見合わせて笑った。と言った。するとUはついにキレて、自分が吸ってたタバコを、俺のコーヒーカップの中に放り込んだ。ジュッと音がして、白い湯気が立ちのぼった。まったく気の短い野郎だぜ。
「あれえ、困ったなあ。
こういうことしていいわけ?」わざとゆっくりした口調で言うと、Uは顔を紅潮させて腰を浮かせた。てめえ、ハンチクにするぞ!ハンチクっていうのは身体障害者という意味だ。俺は言った。
「じゃあ、話してもしょうがないね。ちょっと立てよ。ここでやると警察来ちゃうんでね」警察ならここにいるんだけどな。それで、相手が立った瞬間に、俺は素早く後ろに回り、革ジャンの内ポケットから拳銃を取り出して、奴の横っ腹に突きつけた。その日非番だった俺が、どうして拳銃を持ってたのか。前の月に、暴力団の家宅捜索で押収した拳銃が、証拠処品として保管品倉庫に置いてあったんだ。それを、夜中に忍び込んでちょいと拝借してきたというわけだ。
女性の胸に直接触
もちろん本気で発砲する気はないから、弾は込めてない。相手がゴネた時のために、ちょっとした小道具として持ってきたんだが、案外早く出番がやってきたな。自分の脇腹にめり込んだ拳銃を見た途端、Uは全身が硬直して動けなくなった。細い目は飛び出しそうに見開かれ、声も出ない。俺は押し殺した声で、「オラオラ、動くんじゃねえぞ。動くと弾出るぞ」と脅しながら歩いた。Uはカニ歩きになっちゃって、額には汗が噴き出している。空の拳銃の芝居なのに。俺は笑いUを便所に連れ込んだ。そうになるのをこらえながら、便所のドアを後ろ手に閉めると、俺は拳銃の台尻でUの横っ面を思いっきり殴りつけた。
よろけたところを間髪入れずに、ものも言わずに何発も殴った。Uはタイルの味にはいつくばって、肩で息をしていた。右目は腫れ上がってふさがり、鼻から口から血を流している。俺はとどめを刺すように、ワークブーツの爪先でUの腹を蹴り上げた。グワッ獣のようなうめき声を上げると、Uの体は低く宙を舞い、壁に勢いよく後頭部を打ちつけて、ズルズルと床に落ちた。少々芝居がかってやがる。自分より強い奴の前じゃこんなテにも出るのが犬の糞のキャラだ。俺は、ボロボロになったUを見下ろして言った。写真も返すんだ。今から写真を持ってこなかったら、殺すぞT子と別れろ。Uは俺を見上げて言った。
「ケッ。誰がてめえの言うことなんか聞くか。やるならやれよ」
まだ突っ張ってやがる。しょうがねえな。じゃあ、今ここで殺してやる口の中に拳銃を突っ込んだ。
ガキッと歯が折れる音がして、拳銃が喉の奥まで達した。俺はUの顎をわしづかみにすると、グワァアーーUは目を白黒させ、すごい勢いで小便を漏らした。ズボンの前がみるみる真っ黒になって、床に水たまりを作った。手足がビクンビクン震えている。もういいだろう。拳銃をガッと引き抜いたら、血に混じって白い歯が二本出てきて、床に転がった。血だらけになったUに俺は言った。分かったかよ、ア?分かりました、分かりました俺は、Uを引き起こして立たせると、外で待っていたS子とT子を連れて、通りに出てタクシーを拾った。そして、Uのアパートに向かうタクシーの後部座席でも、俺は奴の脇腹に拳銃を突きつけていた。奴はずっと小刻みに震えていた。
古い木造アパートは、築三○年は経っているだろうか。俺たちご一行は無言で、ギシギシきしむ階段を上って、二階にあるUの部屋へ入った。
写真どこだ俺が言うと、Uは、机の引出しを開けて五、六枚のポラロイド写真を取り出すと、黙って俺のほうに差し出した。T子の話通り、大股開きにさせられたT子の姿が写っていた。動かないように強く押さえつけられているらしく、肩や太ももに男たちの指が食い込んでいるのが痛々しい。T子が顔をそむけた。これで全部かよは、全部ですはい、俺は、テーブルの上の灰皿に写真を置くと、ライターで火を点けた。
そして、カメラも出させると、拳銃の台尻で叩き壊した。
「T子と別れるか。別れなかったらどうなるか分かってんだろうな、コラ」Uは、血だらけの顔を畳にこすりつけて言った。
「別れます。もう二度と会いません」
「お約束、破ったら殺しにいくぞ」確約を取り付けた俺たちは、Uを部屋に残し、さっさと引き上げた。これでこの一件はめでたく解決。その夜、S子、T子と一緒に、ファミレスで夕飯を食っていた時のことだ。T子は悪い男と切れたうれしさで、俺に何度も感謝の言葉を述べた。それで、今晩お礼がしたいって言うんだ。お金もないし、肉体サービスさせてもらいたいっていうわけ。

    1. 膣内の感覚もほとん
    1. 風俗情報サイトで良
    1. 風俗店があることも事前に学んでおきましょう

ペニスを自分から口

俺は内心小躍りしたが、S子の手前、一応、いやあ、いいのかなあって言ったら、S子も平気な顔で、いいよと言う。これはしめたもんだ。俺は勘違いして、「いやあ、でも三Pはやったことがないから恥ずかしいなあ」なんて言ったら、「誰が三Pやるって言ったのよ。一対一に決まってるでしょ!」と、S子の平手打ちが飛んできた。
S子は勢いよく席を立つと、肩を怒らせて店の玄関に向かって歩いていった。俺はあわてて追いかけた。T子は一人、おろおろしてその様子を見ていた。そんなこんなで、お礼の話はナシ。突っ張ってたものの、さすがにS子も、自分の男が他の女とセックスするのは我慢できなかったんだろう。俺は涙を飲んで諦めた。結局、無償の人助けになった。いやあ、正義の味方もなかなかつらいもんだね。

犯罪被害者にカンパで人助け

俺たち警察官はやっぱり正義の味方だ。弱いものいじめは許さない。年がら年中ヤクザをボコって、暴走族をいたぶっては楽しんでる俺だが、それはもちろん正義感あってのことだ。
悪い奴らはこらしめないと気が済まない。だが、犯罪者を捕まえて罪を償わせたとしても、それだけでは被害者は救われない。その後が問題だ。人助けは随分した。犯罪被害者には、原状回復して、犯人も捕まったんだが、解雇されて職を失ってしまったような人がたくさんいる。例えば、職場の上司にセクハラを受けたり強姦されたりして、職場にいられなくなった女とか。自分から辞めるだけでなく、会社の名前に傷がつくことを恐れて、クビにされることもある。被害者にとっては、二重の苦しみだ。日本の法律は、犯罪者の人権にはうるさいくせに、そういった被害者の面倒までは見てくれない。まったくおかしな話だ。正義はいったいどこにあるんだ。
バカヤロー!そういう人たちに、俺たち警官が、つてを頼って就職を世話したりとか、食料を支援することもある。これは経費じゃなくて自腹。純然たる善意だ。その費用は、みんなでカンパして集める。例えば、仲間と一○人ぐらいで宴会やってる時に、「こんなひどい目に遭ってる人がいる」って切り出す。そうするとみんなは、寂しい懐の中から、ありったけの金を出す。二○○○円、O○○円と。それを二、三度やると、いきなり二○万円ぐらいの金が集まるんだ。その金で、二、三ヵ月食っていけるくらいの米や、おかずになる缶詰なんかを買い込んで、代表者がその被害者宅に持って行くんだ。それから、光熱費も払えないとか、家賃が滞ってるっていうような話を聞くと、現金で渡しに行くこともある。このように、俺たち警官は、本来の業務以外でも人助けに余念がない。
フェラだけの約束だ

プレイ中にやって

見えないところでそんな善意の活動をしていることも、ご理解いただきたい。警察に入りた元々、いような奴は正義感が強いわけだから、当然といえば当然なのかもしれないが。まあ、そんなふうに人助けをして、相手が若い女だったりするとねんごろになって、一発やらせてもらったっていう奴も中にはいるけどな。それは人間と人間とのことだからしょうがない。ちなみに、自分が担当した犯罪の被害者とくっつく刑事は結構多い。愛情の裏返しなのだから職権濫用だ、と目くじらを立てないで、このくらいは見逃してほしい。

警察時代に三回も逮捕された俺

俺は現在OB団体所属だがかつて警視庁のバリバリの刑事だった。しかし、現職時代に三回取調室にぶち込まれている。ヤクザを殴ったり、暴走族を袋叩きにしたりなんてのは、日常茶飯事だった。
一回目に捕まったのは、二八歳の時。当時巡査だった俺が交番で勤務していたころ、目の前に急ブレーキをかけてタクシーが停まった。何事かとタクシーのほうに目をや中から運転手が転げるようにして出てきて、交番に駆け込んできた。ると、「た、助けてください。お客さんにいきなり殴られて」初老の運転手は、鼻や口から血を流して言った。こいつは穏やかじゃねえな。素人をこんなにまで殴るのは、ヤクザの仕業に違いねえ。俺はすぐに椅子から立ち上がり、タクシーの後部座席に近づくと、窓をノックした。
「運転手さんを殴ったのはあなたですか。いったいどうして……」ドアが開き、グレーのスーツに身を包んだ男が出てきた。身長は一八○センチを優に超えている。
オールバックに銀縁メガネ、今日びのインテリヤクザってえないでたちだ。そいつは唇の端にゆがんだ笑いを浮かべ、俺を見下ろすようにして言った。
「そいつが俺の言った通りの道を行かないから、ちょっとセッキョーしてやったまでだ」これは傷害事件になりますよ俺は衆議院議員のIの秘書だぞ。そんなのをもみ消すのは簡単だふん。男は名刺を取り出すと、俺の目の前にちらつかせた。俺は頭にきて、男の手から名刺をひったくると、ビリビリと破いて言った。
「そんなの関係ねえ。
バカ言ってんじゃねえよ」
「なんだと、この木っ端おまわりが!」男はいきなり俺のこめかみを狙って右ストレートをくり出してきた。命中だ。不意打ちをくらって、俺はグラッときた。こいつ、ただもんじゃねえな。俺は体勢を整えて言った。
「これがどういうことになるか分かるか。傷害の現行犯で逮捕することもできるんだぜ」ウチの先生は公安委員会の先生とも兄弟分で、おまえなんかクビにするのは簡単なんだぞうるせえ!ふーん、そうかい、ってなもんで、俺は相手が言い終わらないうちに、そいつのピカピカに磨き上げた靴をガッと思い切り踏みつけ、泥だらけにしてやった。

すると男は怒ってもう一回殴りかかってきた。今度はかわして、相手のどてっ腹に強烈なパンチをくらわせた。俺は、相手はどうせヤクザだからやってもいいだろうってことで、完膚なきまでに痛めつけてやった。そして、顔中血だらけになった男は、膝から地面に倒れた。俺は男の顔にペッと唾をかけて、鼻も折って歯も折って、「おととい来やがれよ、犬の糞!」男を路上に放置して、交番に戻った。と言うと、それから一時間くらい後、パトカーがサイレンを鳴らさずにやってくると、交番の前で停まった。近くで何か事件でもあったのかなー、なんて思っていると、三人くらいの警官がバタバタと降りてきて、俺に向かって言った。たいかく「武装解除!帯革をはずせ」両側から警官に腕をつかまれた。


その気になれば一五 その気になれば一五 その気になれば一五